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酸蝕歯のはなし 2
前回は酸蝕歯とはどういうものか簡単に説明いたしました。
今回は酸蝕歯の引き起こす原因や対処法をお話していきたいと思います。
酸蝕歯になりやすいかどうかは、食習慣、そして生活習慣によります。
ふつうは、頻繁に酸に触れない限り酸蝕歯にはなりません。
でも、毎日続けているライフスタイルのなかに酸蝕歯になるリスクが含まれていると
知らぬうちに繰り返されて悪化します。
よくあるリスク習慣をあげてみます。
①運動の後に、毎日ビタミンドリンクや黒酢を愛飲している。
運動したあとは口の中がカラカラ。唾液の量が減っているときに酸性の飲み物を飲むと
酸蝕歯のリスクが高くなります。
② 部活中、頻回に、少量ずつスポーツ飲料を飲んでいる。
熱中症や脱水症状の予防のため水分を摂ることは大切です。しかしその水分が
酸性の強いスポーツ飲料なら、歯と酸との接触時間が増え、酸蝕歯のリスクが高くなります。
中高生の場合永久歯はまだ生えたてで軟らかく、成人の歯に比べて溶けやすいのです。
③ 朝食は必ず健康のためにグレープフルーツを一つ食べ、その直後に歯磨きをしている
柑橘系の果物は特に酸性度が高くエナメル質を軟化させます。
そこへゴシゴシと歯磨きをするとエナメル質が過剰に削られてしまいます。
④ 赤ちゃんを寝かしつけるとき哺乳瓶でジュースを飲ませる
生えたての入試は酸性の飲み物に特にデリケートです。
ことに眠れずにぐずる時に飲ませ、そのまま寝てしまうと寝ている間は唾液量が減るので
口の中に酸が長く留まってしまいます。
⑤お酒はチューハイかワイン。チビチビ飲むのが好きでつまみはいらない
柑橘系の果汁入りのチューハイやワインは口当たりが良く飲みやすいお酒です。
これを毎日晩酌にチビチビ飲み続けると酸蝕歯のリスクが高まります。
つまみを食べれば、唾液の分泌が促進され、酸を中和してくれます。
⑥仕事で運転中は信号で止まるごとに大好きなコーラを飲む
市販の清涼飲料水のなかでも、特に酸性の強い飲料にコーラがあります。
最近はペットボトル入りになり、少しずつ飲むのに便利になりました。
でも、「少しずつ」飲むと酸と歯が接触する時間が結果的に長くなり酸蝕歯のリスクが高くなります。
以上のような生活習慣が思い当たる方は注意が必要です。
ポイントは、なるべく酸と歯が接触する時間を長くしない事です。
また酸に触れた直後は、歯が一時的に弱い状態になりますので、直後の歯磨きは避け、
30分ほど経過してから歯磨きするように心がけましょう。
酸蝕歯にすでになってしまった歯は治療を必要とする場合もあります。
また予防には生活習慣を改善するほかに、フッ素を使用する方法もあります。
健康診断などで、ご自分の歯の状態を確認してみてはいかがでしょうか?
院長 清水
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